Izanagi - © Kenichi Hashimoto; Bühne: Hitomi Uchikura
ドイツ語を話している時間の方が長くなってしまった人生だが、 よけいに日本文化に強い興味を覚える。」
M.K.
 
 
 
人生の旅 作曲の旅
久保摩耶子は休みを知らない活動体である。彼女は、新しい課題に積極的に反応し、冷静な観察分析ののち、周到な計算で見事に料理してしまう。また変化に富んだ彼女の人生も、作品にふくよかさと彩りを与えている。

1972年のウィーン留学以来、ドイツ語圏で暮らして来た彼女は、1990年、突然、イタリアに居を移す。新しい土地の影響であろうか、3度の使用を受け入れ、すんなり日常生活のノイズも取り入れるようになる。繊細な白黒作品が色とりどりの音響世界に移行していった。

1995年、オペラを書くために、再びベルリンに戻ってきた彼女は、伝統、前衛のあるべき姿もすべて踏まえた上で、敢えてオペラ作りに真正面から挑み、新作をつぎつぎ生み出している。 フランク·ヒルベルグ (Frank Hilberg)

 


作品は日本生まれにも関わらず強くヨーロッパの伝統を引き継いでいる。作品は130曲にも及びその分野もオペラ、パフォーマンスと多彩である。

オペラは彼女の作曲活動の中で重要な比重を占めている。グラーツでのオペラ『羅生門』の初演、続く東京日生劇場での日本語版初演を通じて彼女は作曲の実力を世界的に認められる。
東京新国立劇場でのオペラ『おさん』初演を大成功に終え、2010年には初のジュニアオペラ『クモの糸』初演が、ベルリンで絶賛された。

現在、緑に囲まれたベルリンのアトリエで好物のジャガイモとソーセージ、チーズとワインを楽しみながら 第4作目のオペラ『イザナギ』の作曲に没頭している。
作品はフェアラーク ノイエムジーク (Verlag Neue Musik), アリアドネ出版社 (Ariadne Musikverlag) 及び ブライトコプフヘルテル (Breitkopf & Haertel). から出版されている。
マネージメントは東京コンサーツ (Tokyo Concerts) 

 
 
ヴィデオ『羅生門』
クラーツ歌劇場に於ける初演と日生劇場に於ける日本語版初演より。