36年前
二つの国家が一つに統合される場合、流血はほぼ避けられません。それは、一方の側が必然的に暴力によって統合を推し進めようとするためです。ドイツの場合、二つのまったく異なる政治体制にもかかわらず、流血のない統合を達成したのは、人間社会にとって注目すべき成果でした。この出来事を直接目撃できたことは、私にとって非常に貴重な経験でした。当時、私は「平和に革命を起こせるのだ!」と感激しました。その興奮を毎日日記に書き込み、のちこれを音にしようと思ったのが「ベルリン日記」です。今回は初めてポーランド人のピアニストが挑戦してくれます。