歴史的建造物で聴く現代音楽

今年は、インゲボルク・バッハマンやハンス・ヴェルナー・ヘンツェの生誕100年をはじめ、いくつもの記念の年が重なっています。こうした機会を祝うのはもちろん喜ばしいことです。しかし何か特別な記念日がなくても新しい音楽を聴く機会はもっとあってよいのではないでしょうか。
時々私には、主催者も聴衆も、新しい作品を演奏するためには何か特別な理由、つまり「MUST(〜でなければならない)」がどうしても必要なのではないか、と思えることがあります。

ソプラノ歌手イレーネ・クルカのために、インゲボルク・バッハマンの詩による無伴奏作品《Verfinstert(暗くなっていく)》 を作曲しました。イレーネ・クルカの繊細な解釈は、聴衆の心にまっすぐ届きます。

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音に刻まれた記憶
ヨーコとカンダタ