コンサート・シリーズ《勇気!》
ピアニストの ルイザ・スプレット が企画したこのシリーズは、
その名のとおり《勇気(MUT)》をテーマにしています。
彼女はこう書いています:
「これまでも、そして今もなお作品を生み出す作曲家たちは勇気ある存在です。」
たしかに、勇気がなければ私は作曲家にはなれなかったと思います。
さらに彼女は言っています「そして、落ち着かないこの時代に、自らコンサート・シリーズを立ち上げようとすること——それ自体が私にとって大きな勇気の証です。」
そう、私もそう思います。ルイザ・スプレットは本当に勇敢です!
さらにつづけて「このシリーズのコンサートは、聴衆の皆さまに未知のものへの好奇心を呼び覚まし、音楽の世界で新しい声、新しいかたちに出会うきっかけをお届けしたいと願っています。」とプログラムに書いています。
聴衆が新しい作品を受け入れる心の柔軟さを持ってくだされば——それこそが、クラシック音楽と現代音楽のあいだに立ちはだかる「壁」を打ち壊す力になるのです。