東京のベルリン日記
私のピアノ曲「ベルリン日記」が日本で初めて演奏されます!
新音楽の卓越したピアニスト、池谷順子氏が、慶應義塾大学の音楽ホールで全曲を演奏します。
私は作曲家としての自分の人生、そして特に、1989年11月のベルリンの壁崩壊時の体験について語ります。
今日、私たちは、生々しい映像、絶え間ないメディアの報道によって、世界中の出来事を瞬時に知ることになれています。しかし、自ら体験したことは、まったく違った光の中で映し出されます。そのような体験は、客観的でも中立でもなく、きわめて主観的でエモーショナルなものです。
おそらく、そのことが、私がこの「ベルリン日記」を作曲した理由なのです。