Foto: Katrin Talbot

フットプリンツ

私たちが歩くとき、意図的にせよ、無意識にせよ、自分の足跡を残してしまうものです。それは生命の痕跡であり、同時に私たち自身の歴史でもあるのです。それは作曲も同じです。前作の「John Rabe —最終駅 シーメンスシュタット」では、ロシア、ドイツ、日本の3つの軍歌が引用されています。この作曲を終えた後も、ずっと頭の中で聞こえていたので、軍歌3曲から独立した曲を書くことにしました。

ロシアの曲「Steh auf, steh auf, du Riesenland」は、3拍子でとてもメロディアスです。ドイツの「パンツァー・リート」は4拍子で、エッジの効いた硬質なしかし庶民的な行進曲に聞こえます。日本の海兵隊歌は2拍子の軍隊の直接的で攻撃的な性格を提示しています。

この曲の中で3つの軍歌が次々と聞こえ、そしてE♭、D、Aという共通の和音で結ばれています。軍歌は、第二次世界大戦とその原因である国家社会主義、ナチズム(NSDAP)という共通の歴史を象徴しています。

スタニスラフ・ヴェングレフスキーに捧ぐ

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