Foto: Mayako Kubo

別れと新たな始まり~ヨシのためのカディッシュ

コンサートシリーズ「Mazel Tov International」は、今年で6周年を迎えます。ピアノ・ソロの夕べから始まり、今ではMazel Tov Piano Quartetに発展しています。私たちは、有名な作曲家や無名の亡命作曲家作品を演奏し、聴衆の熱意と励ましを感じてきました。これまでのコンサートでは、「Music in Exile – from the Europe to the East and Back – 現代音楽の道をたどる」30曲以上の初演作品があります。

残念ながら、グループのヴィオラ奏者ヨッシ・グットマンが亡くなり、大きな損失を被りました。2021年3月26日には、彼に捧げるコンサート「Farewell and New Beginning – Kaddish for Yossi」が開催されました。ありがたいことに、メンデルゾーン協会がこの目的のためにホールを提供してくれ、ウルスラ・マムロック財団が資金面でサポートしてくれました。

ヨッシ・グットマンの親友イェフダ・ヤナイ(ルーマニア系でホロコーストを生き延びた人)、はバイオリンとピアノのためのデュオ曲「Kaddish for Yossi」を作曲。初演のためにアメリカから来たいと言っていましたが、残念ながらコロナのためにベルリン旅行は禁止となりました。ジェフリー・チン氏によるバイオリンチェロのための新しいソロが作曲されました。私の作品「Reset」は、もともとYossi GutmannとHans Maileのために書かれたものでしたが、初演には至りませんでした。今回、新たにバイオリンとバイオロンチェロのために編曲しました。コロナ感染規制により無観客の演奏です。現在、素晴らしい映像がYoutubeにアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=7BreGmw7biI

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